Nurse-Man

男看護師のつぶやき

クリニカルパスって、、

クリニカルパスについて

 

あなたの職場ではクリニカルパスを運用しているでしょうか?

僕の病院では何種類かのパスが運用されています。

 

クリニカルパスとは、、

治療や検査にあたってどのような経過を辿るのか、その実施内容や順序を示したスケジュールのこと。質を維持しながら効率的なサービスを行なうためには、治療や看護の標準化・最適化が欠かせない。クリニカルパスは医療の介入内容を一元化することでチーム医療の実現、医療の質の向上を図ろうとするもの。クリニカルパスには看護記録として、標準記録と経過記録が含まれる。

 

とあるように、クリニカルパスの治療計画から大きく逸脱しない限りは退院まで概ねそのパス通りに進むものです。

 

患者目線では、理解しやすいような治療計画である。

医師目線では、パス適応とすることで、「治療○日目に採血」などのルーチン検査も自動的に反映されるのでいちいち検査指示を入れなくて済む。

看護師目線では、パス適応となることで記録が簡略化される。

とメリットが多くあります。

 

がしかし、残念なことに僕の病院では、パス適応による業務効率化は図れておりません。

 

パス適応していても看護計画を立案し毎日記録を書く。それに加えてパスチェックまでありますから逆に業務が増えてる、、という状態です。(パス逸脱で看護計画立案ならわかるのですが。)

 

これに関して、パス適応患者には看護計画立案は不要では?と何人かの看護師が上司に意見しましたが結局変わらず仕舞い。今までそうやってきたから、と。

 

本来のクリニカルパスは違います。冒頭にもあるように記録は簡素化されるはずです。

もしあなたの病院でもパス+看護計画立案しているなら(ほとんどないと思うが。)、クリニカルパスについて力説してみましょう。

僕は力説が足りなかったのかな。。