Nurse-Man

男看護師のつぶやき

インシデントを誘発する謎のルール

 

僕の病院では、出勤退勤の打刻が定時より15分を超えてはいけないルールがある。

日勤だとしたら、定時が8:30〜17:00なので出勤打刻は8:16〜8:30の間、

退勤打刻は17:00〜17:14までの間にしなければならない。

もちろん残業の場合は過ぎても構わないが。

これが僕らのインシデント誘発因子になっている。

 

ギリギリ定時で終わりそう、、と16時45分頃からのラストスパートで仕事を行ない、17時14分までの退勤打刻に走る。間に合ったはいいが、ラストスパート猛ダッシュでやった仕事は果たして正確なものなのか。。

 

16時30分頃から「残業の人いる〜?」という機嫌の悪い上司の声が聞こえてくる。残業は悪いことではないが、なるべくは定時で帰らせて本来払わなくていい病院のお金は払いたくないもの。忙しい勤務だったら仕方ないが個人の采配具合でなんとかなる程度なら残業代を払いたくないもの。それはわかる。

毎回のように残業になっている人が年下なら僕は指導する、ただそれが年上だったら僕ら平社員は指導できませんよ。そこは役職から言ってもらわないと。

 

また定時近くになってくると、「明日に回せるものは回しちゃいな。」という声も聞こえてくる。明日も忙しかったらどうするのか。明日の日勤はその日の仕事と前日の尻拭いをするのか。

 

せめて打刻の猶予を30分にしてほしいと言ってみたことはあったが、グループで決まっていることだから変えられないと。

 

みんなをなるべく定時で帰らせるというより、よく確認しながら安全に仕事をさせることが優先だと思う。明日に回さずやることはやった方がいい。安全のため、明日のため。

 

毎日、危なくて仕方ない。