Nurse-Man

男看護師のつぶやき

インシデント共有 学生ver

インシデント

 

インシデントの共有では、僕の勤務先のものと他施設からのものをランダムに送ります。

 

【インシデントのジャンル】

・学生判断でレスタミン塗布

 

〈インシデント内容〉

・患者からレスタミンを塗ってほしいと言われ、担当看護師に確認しようと探しに行ったが見つからず。昨日も塗ったからと患者に言われたため、看護師未確認のまま学生判断で塗布してしまった。

 

 

今回は学生の事例です。

学生も病棟実習で現場にいることがあるのでインシデントを起こすことがあります。

 

この事例のように、看護師ってなかなか見つからないんですよね。よくわかります。

他の看護師にも聞きづらいしどうしたらいいかわからなくなります。

学生はレスタミンならいいかと判断して塗布したのだと思うのですが、たかがレスタミン、されどレスタミン。塗ってはいけない部位もあり、そもそも患者の言ってることが正しいとも限りません。

 

担当看護師が見つからない時は勇気を出して他の看護師に聞いちゃいましょう。今はパワハラとかうるさく言われる時代なので、前よりは学生に優しく接してると思うので聞きやすいはずです。

それに勝手に塗られるよりは聞いてくれた方がよっぽどいいと看護師は思っています。

 

当たり前ですが学生は学生です。勉強はしていますが一人前の看護師とは思われていませんのでわからないことだらけで当然です。

ならそういった状況を有効に使いましょう。

わからないことはどんどん聞いて知識を深めましょう。教科書で見るのと実際の現場で見るのとでは全然違います。百聞は一見に如かずです。記録は帰ってからでもできますが、現場でしか学べないもあります。

 

記録が多いのは重々承知なんですが、色々観察すると良いです。

学生目線で構わないので、仕事ができる人、簡潔明瞭で読みやすい記録、参考になる患者対応、医者との付き合いがうまい人、、など学生のうちからもっとよく観察しとけばよかったなと今になって思います。

 

記録だけに集中するのでなく、もう少しだけ視野を広げて現場で得られるものをどんどん盗んでいきましょう。

動線その②

動線について

 

 

nurse-man.hatenablog.jp

 

 

↑の記事でも動線について書きましたが、今回は受け持ち患者の割り振りに関する動線のことです。

 

「仕事は段取り8割(動線含む)」と書きましたが、メンバー割り振り時、動線は気にしているでしょうか?

ただ患者の重症度のバランスだけを考慮してメンバー振りしていませんか?

 

それも一理ありますが、例え重症度が高い患者でも全員同じ部屋だったら動きやすくないですか?(=仕事しやすい)

 

比較的重症度の低い患者であっても病室がそれぞれ離れていたら、あっち行ってこっち行ってと効率が悪くなります。

 

同室の患者を担当するメリットは他にも、みんな視界に入るので体調変化や動向に気付きやすい。行動観察が必要な患者であればそこにいれば危険行動や転倒・転落を防止できる。

などがあり、例え重症度が高くても動線を考慮すれば仕事効率は上がります。

 

メンバー振りを担当することがある人は、重症度だけじゃなく患者の病室・メンバーの動線を考慮した割り振りをしてみましょう。

インシデントを誘発する謎のルール

 

僕の病院では、出勤退勤の打刻が定時より15分を超えてはいけないルールがある。

日勤だとしたら、定時が8:30〜17:00なので出勤打刻は8:16〜8:30の間、

退勤打刻は17:00〜17:14までの間にしなければならない。

もちろん残業の場合は過ぎても構わないが。

これが僕らのインシデント誘発因子になっている。

 

ギリギリ定時で終わりそう、、と16時45分頃からのラストスパートで仕事を行ない、17時14分までの退勤打刻に走る。間に合ったはいいが、ラストスパート猛ダッシュでやった仕事は果たして正確なものなのか。。

 

16時30分頃から「残業の人いる〜?」という機嫌の悪い上司の声が聞こえてくる。残業は悪いことではないが、なるべくは定時で帰らせて本来払わなくていい病院のお金は払いたくないもの。忙しい勤務だったら仕方ないが個人の采配具合でなんとかなる程度なら残業代を払いたくないもの。それはわかる。

毎回のように残業になっている人が年下なら僕は指導する、ただそれが年上だったら僕ら平社員は指導できませんよ。そこは役職から言ってもらわないと。

 

また定時近くになってくると、「明日に回せるものは回しちゃいな。」という声も聞こえてくる。明日も忙しかったらどうするのか。明日の日勤はその日の仕事と前日の尻拭いをするのか。

 

せめて打刻の猶予を30分にしてほしいと言ってみたことはあったが、グループで決まっていることだから変えられないと。

 

みんなをなるべく定時で帰らせるというより、よく確認しながら安全に仕事をさせることが優先だと思う。明日に回さずやることはやった方がいい。安全のため、明日のため。

 

毎日、危なくて仕方ない。

インシデント共有

インシデント

 

インシデントの共有では、僕の勤務先のものと他施設からのものをランダムに送ります。

 

【インシデントのジャンル】

・PCA未投与

 

〈インシデント内容〉

・術後IVPCAが繋がってきたが、三方活栓がOFFになっており投与されていなかった。手術帰室3時間後に発見した。

 

〈挙げられた改善策〉

・訪室時には、注射マニュアルに沿って点滴確認をする。

 

PCAとは、、

medical.jms.cc

 

↑にもあるようにPCAとは患者自身で鎮痛剤を投与できるものです。

それが点滴の側管に繋がった状態で帰室します。

側管に繋がっているということは三方活栓が付いているんですが、今回はその向きを確認しなかったインシデントになります。

 

改善策に、マニュアルに沿って確認と書いてありますが、以前別記事でも書いたように薬剤投与のマニュアル冊子をベッドサイドまで持参するわけではないと思うので改善策としては不適切です。

 

忙しい業務の中、インシデントレポートを書くのって面倒に感じる方が多いと思います。そこで「マニュアル確認」や「マニュアル徹底」という万能と思われている言葉を使えば上司はたいてい承認してしまうのでそれで済ませようとしがちですが、もっと具体策が必要です。

 

今回でしたら、

手術室スタッフからの申し送り時、PCAが正しく投与されているか一緒に確認する。

がいいと思います。

 

ただの鎮痛剤ではなく、PCAは麻薬なのでしつこいくらいの確認は必要です。

PCAに限らず、三方活栓の向きは点滴が視界に入る度に確認しましょう。

 

ついでに、、

改善策で、マニュアル確認・徹底は使わないようにしましょう。

インシデント共有

インシデント

 

インシデントの共有では、僕の勤務先のものと他施設からのものをランダムに送ります。

 

【インシデントのジャンル】

・検査未実施

 

〈インシデント内容〉

・月水金で透析をしている患者。透析日に出血時間の検査があったが、検査前に透析に連れて行ってしまった。透析後に寄った検査室で気付き検査日が変更になった。

 

〈挙げられた改善策〉

・透析前に検査有無の確認をする。

透析室スタッフへの申し送りの際、検査確認を一緒に行なう。

 

透析は

血液を抜く→機械を通して老廃物を除去→体内に戻す

ということを持続でやっています。

血液を体外に出すため透析では抗凝固剤を投与しながら行なわれます。

そのため、透析前なら問題ありませんが、透析後の出血時間の値は正確ではありません。

 

改善策で挙がっているように、今回は透析室に送っていったスタッフと透析室スタッフの両方が見逃してしまったようですね。

 

透析は基本的には3回/週で行ないます。その検査は透析日にやらなくてはいけないのか、透析日でも透析前ならいいのか、非透析日にやらなくてはいけないのか。のスケジュール管理が必要です。

医師の指示ミスも看護師で拾えるようによく確認していきましょう。

クリニカルパスって、、

クリニカルパスについて

 

あなたの職場ではクリニカルパスを運用しているでしょうか?

僕の病院では何種類かのパスが運用されています。

 

クリニカルパスとは、、

治療や検査にあたってどのような経過を辿るのか、その実施内容や順序を示したスケジュールのこと。質を維持しながら効率的なサービスを行なうためには、治療や看護の標準化・最適化が欠かせない。クリニカルパスは医療の介入内容を一元化することでチーム医療の実現、医療の質の向上を図ろうとするもの。クリニカルパスには看護記録として、標準記録と経過記録が含まれる。

 

とあるように、クリニカルパスの治療計画から大きく逸脱しない限りは退院まで概ねそのパス通りに進むものです。

 

患者目線では、理解しやすいような治療計画である。

医師目線では、パス適応とすることで、「治療○日目に採血」などのルーチン検査も自動的に反映されるのでいちいち検査指示を入れなくて済む。

看護師目線では、パス適応となることで記録が簡略化される。

とメリットが多くあります。

 

がしかし、残念なことに僕の病院では、パス適応による業務効率化は図れておりません。

 

パス適応していても看護計画を立案し毎日記録を書く。それに加えてパスチェックまでありますから逆に業務が増えてる、、という状態です。(パス逸脱で看護計画立案ならわかるのですが。)

 

これに関して、パス適応患者には看護計画立案は不要では?と何人かの看護師が上司に意見しましたが結局変わらず仕舞い。今までそうやってきたから、と。

 

本来のクリニカルパスは違います。冒頭にもあるように記録は簡素化されるはずです。

もしあなたの病院でもパス+看護計画立案しているなら(ほとんどないと思うが。)、クリニカルパスについて力説してみましょう。

僕は力説が足りなかったのかな。。

動線について

動線

 

先日僕の病院ではスタッフのコロナウイルスワクチン3回目の接種がありました。僕は副反応出現者の処置係でした。

そこで非常に動線が悪いと感じたので、今回は動線について書いていきます。

 

ワクチン受付→問診→接種→問診票受取→副反応観察待機席

 

の順で動いていました。

本来であれば最初の作業である受付をして、その後戻ることなく先に進んで行くはずなんですが、行ったり来たりでワクチン接種者の流れが全くスムーズではありませんでした。

 

後日、スタッフのワクチン接種第二弾があるのでそこに活かせるようにと、今回の反省点の意見をして今日は終了となりました。

 

動線って大切ですよね。

「仕事は段取り8割」というように仕事のスピード・効率は、動線を含む準備や段取りが8割を占めるということです。

看護師の仕事でもそうです。

例え記録を書くのが遅い人でも、仕事の前準備が出来ていたり、効率の良い動線で動けていたら仕事全体が効率良くまわります。

もっと視野を広げて、個人ではなく病棟の動線も考えると、ナースステーションのテーブルや点滴棚などもうまく配置できるとみんなの仕事効率も上がります。

 

個人の仕事効率、病棟全体の仕事効率について改めて考え直してみましょう。きっと準備・段取りを変えただけで仕事効率は上がるはずです。